「シニア部門 OKおばあちゃん」 スタッフは60歳~94歳
「高齢化社会」実はすばらしい社会?
年齢を重ねても、世の中の役に立ちたいと思っている方がたくさんおられます。
そして実際に、年長者の経験や能力は、社会において、大いに役立ちます。
私たちは設立当初より、そうした女性シニアを生かす場を設けたいと考えてまいりました。そして設立から2年後の2012年、晴れて『OKおばあちゃん』として、60歳以上のスタッフで構成するシニア部門を立ち上げることができました。
現在、60歳から最高齢94歳までのシニアの方が約100名ほど、長年培った家事の腕や、おばあちゃんならではの知恵と経験を生かして活躍しています。
ご依頼内容は家事・育児などの生活サポートから、身の上相談、特技などを生かしたものまで、多岐に及びます。
多少のことには動じないのが年の功。かゆいところに手がとどく気遣い、もちろん若者に比べれば、体力や機敏さには欠けるかもしれませんが、長年の主婦業で鍛え上げられた家事の腕や育児のスキル、ご近所や親戚付き合いで磨き上げられたコミュニケーション力、酸いも甘いも噛み分けた豊かな人生経験、そして親しみやすく温かな存在感は、何にも代えがたい大きな力になっています。
そんな「おばあちゃん」たちが活躍すればするほど、昨今の高齢化社会は、風通しのいい、心地良い場所になっていくのではないでしょうか。
若者は高齢者に「敬意」と「感謝」の念を持ち、高齢者は、社会と繋がり、意義を感じて活躍する。そんな社会への第一歩として、日本を支えてきた高齢者の方々の知恵や経験を最大限に活かすサービスを提供したいと、私たちは考えています。
「おばあちゃん」が今の時代を救う!?
2012年頃は、現在よりもさらに、年齢によって仕事が制限されており、高齢化が問題視されていました。しかし私たちは逆に、知恵があり、経験豊かな人がたくさんいる素晴らしい社会ではないかと考えていました。
? 昔話の“姥捨山 (うばすてやま) ” ?
年老いた者は口減らしのために山に捨てろ、という御布令が出たものの、どうしても母親を捨てられなかった息子は、こっそり母を家に隠して暮らしていました。ある時、藩が存亡の危機にたたされます。そのとき、知恵を出して危機を救ったのは、邪魔者扱いされた老婆だったというお話です。
シニアの方々の経験は、私たちの人生や生活の一助となるものであり、長年の経験から蓄積された知恵は、社会の宝です。
仕事をリタイアし、家事や子育ても一段落。今後の人生や生き甲斐について考えたとき、自分の楽しみを追求するよりも「人の役に立ちたい」という思いを抱く方は多くいらっしゃいます。しかし、その思いを現実にできる場が、今の社会にはあまりにも少ないのです。
核家族化や個人主義が進んだ現代、「困った人を助けたい」というシニアの方々の思いは行き場を失っています。一方で、「困っていても助けを受けられない人」が増えていることも、この仕事を通じてひしひしと感じています。
現代は、心の豊かさが求められる時代。シニアの方々の安心感・寛容さを求める方たちがたくさんいらっしゃいます。そんな今こそ、その経験に裏打ちされた知恵が生かされるときだと思うのです。
困っている人がいて、助けたい人がいる。その両者を繋ぐ場として、「OKおばあちゃん」を広めていきたいと、私たちは考えています。
現在も、シニアスタッフの武器をさらに活かせるよう、新たな活躍の場を作りだす構想を練っているところです。
「OKおばあちゃん」のご依頼例
- 本当に子供好きな子育て経験豊かなおばあちゃんにベビーシッターを頼みたい。
- 父親にゲイであることをカミングアウトしたい。同席して欲しい。
- 彼との話し合いの場に物事に動じないしっかりした年配の人に立ち会って欲しい。
- 運動会に家族がいなくて寂しい。おばあちゃんのように一緒に参加して欲しい。
- 親戚として結婚式に代理出席して欲しい。
- 達筆な人に代筆をして欲しい。
- 謝罪文や挨拶文を一緒に考えて欲しい。
- 病み上がりで具合が悪い、気兼ねなく、安心して身の回りのことを頼みたい。
- 子育てに悩んでいる。愚痴を聞いてもらい、アドバイスが欲しい。元気になりたい。
- いつもコンビニ弁当ばかり、お袋の味が食べたいのでつくって欲しい。
- 出汁の取り方、卵やきの作り方など料理の基本を教えてほしい。
- 幼少期に甘えられなかった、お母さんの温もりを感じたいので話を聞いて励まして欲しい。
- 編み物や縫い物、刺繍などの作成をお願いしたい。
- 近所付き合いのコツ・親戚への挨拶の仕方など教えて欲しい。
- 夫婦ゲンカの仲裁・家族問題の仲裁をお願いしたい。
- 姑と上手くいかないので相談させてほしい。
- 冠婚葬祭や儀礼的な事を教えて欲しい。
「OKおばあちゃん」のご依頼ケース
弊社の対応
メディアでも取り上げられることの多い弊社の「OKおばあちゃん」という名前のシニア部門から、60代のスタッフが伺いました。昼までの半日開催の運動会でした。朝の場所取りを含めて4時間のお手伝いをしました。
お客様からのお声
子ども関係のイベントがあるたびに数年間ずっと悩んできたので、本当に助かりました!来ていただいたスタッフさんも気さくな方で、いろいろお話しつつ安心してお任せできました。この度は本当にありがとうございました。
弊社の対応
女性の気持ちや求めるものは、男性の方にはわかりづらいもの。何を奥様が求めているかを同じ立場から考えてお伝えし、また繰り返し練習していただきました。
お客様からのお声
気持ちはあっても子育てや家事では役に立てず、妻をイライラさせていたので、助かったと妻が喜んでいるのを見て、かなり嬉しかったです。母親世代のスタッフさんで気兼ねなく相談できて助かりました。
弊社の対応
70代のお料理上手なスタッフがお料理をさせていただき、本物の親子のように過ごさせていただきました。
お客様からのお声
初対面の方なのに、なんだかすごく懐かしく、落ち着いた時間を過ごせました。母といた時間や、忘れていた楽しい思い出が蘇りました。本当にありがとうございました。
「OKおばあちゃん」に応募を考えている皆様方へ
どんな方が「OKおばあちゃん」にふさわしいのでしょう。
- 相手の気持ちを大切にするやさしい方
- 人のために尽くそうという気持ちがあり、真面目で一生懸命やってくださる方。
シングルマザーや一人暮らしのご高齢のお客様など、さまざまな事情を抱えたご依頼者様も多いため、偏見や差別感情を持つ人には向きません。その前提の上で一番大切なのは、何があっても笑って受け止められる心の広さです。
私たちは「OKおばあちゃん」の特徴や長所を生かしたいと考えています。
時給もシニアだからと言って安くなるようなことは一切ありません。
応募は、ホームページの応募フォームからしていただけます。
ありがたいことにたくさんのご応募をいただいているため、この応募を一次選考とさせていただいております。やる気のある方をお待ちしております。
いろいろな形で皆様のパワーを社会に還元すれば、日本はもっと元気な社会になると信じております。
助けを必要としている方々のために、皆さんのお力を貸してください!
働く「OKおばあちゃん」たちの声
「シニア部門『OKおばあちゃん』」便利屋・何でも屋の
基本料金の目安について
基本料金1時間 ¥3,300~(税込)
見積無料
基本料金および出張費は、場所、時間、内容、指名などによって料金が異なります。
詳しくはぜひ、お気軽にお問い合わせください。