「レンタル家族(レンタルファミリー・家族代行)」とは
最近ドラマなどでも題材になり、メディアで注目を集めている、レンタル家族・レンタルファミリー・家族代行。皆様は、どんなイメージをお持ちでしょうか。「家族もレンタルできる便利な時代になったのか」と思われるでしょうか。それとも、「そんな寂しい時代になったのか、嘆かわしい」と感じられるでしょうか。
私たちクライアントパートナーズは、本来の家族の繋がりや、家庭が愛情を育む場であるということを、もっと実感してもらえるようになれば、と心から願っています。その手助けをするのが、レンタル家族・レンタルファミリーです。
※「レンタル家族」「レンタルファミリー」は株式会社クライアントパートナーズの登録商標です
(登録番号第5777526号)(登録番号5859296号)
「レンタル家族(レンタルファミリー・家族代行)」を依頼する理由
「レンタル家族」という言葉自体に違和感を感じる方もおられるかもしれません。本来、家族はレンタルできるものではないからです。しかし実際、「レンタル家族」を求めている方は多くおられます。
レンタル家族のご依頼に至った経緯をうかがってみると、「本当の家族には言えない、相談できないことを解決するため」という方が多くおられます。
家族は、生き物が生まれてから一番最初に属するコミュニティーです。助け合い、生きて行くために、必要不可欠なコミュニティーです。何物にも代えがたい存在であり、この世で最も大切なものの一つだと思います。
しかし実際は、いがみ合い、憎しみあっていたり、お互いに理解がなく無関心であったりと、助け合いとは程遠い状態にある家族も多いように見受けられます。
「レンタル家族」その背景と、ご依頼を通じて見えてきたもの
現代社会における人間関係
インターネットやSNSの普及により、顔を見なくても、声を聞かなくても、迅速かつ簡単にやりとりできる時代になりました。しかし、その利便性ゆえ、人と人との結びつきは希薄になっています。
ご近所付き合いのような、地域間のコミュニティーは極めて少なくなりました。プライベートと仕事は切り離したいという考え方も増え、会社の同僚や上司との私生活での交流も減っているようです。
さらに、家族の関係性においても、結びつきは弱くなっています。家族が揃っていても、食卓を囲まず自室で各々食事をしたり、誰かが困っていても見て見ぬフリをしたり、まるで一人で生きているかのようです。 けれども、その状態を皆が好んでいて、楽しんでいるというわけではないと、私たちは感じています。
家族や学校における教育の変化と問題点
家族で助け合うという認識が薄くなっている原因はなんでしょうか。
私たちは、その一因が、高度成長期の働き方と教育の変化にあると考えています。
高度経済成長期、日本の大人たちは仕事に邁進し、日本の経済発展に力を注いでくれました。しかし、経済の発展と引き換えに、家庭で過ごす時間、子供と向き合う時間は減っていきました。
またその時代、教育現場では、偏差値教育が盛んになりました。心のつながりや思いやり、愛情というものを肌で感じる機会がどんどん失われていったように感じます。
その結果、子供たちは偏差値という物差しで自分に見切りをつけ、頑張る前から努力しなくなったり、「できなかったら格好悪い」とチャレンジする前から諦めてしまうなど、夢みる瞳を失ってしまいました。
「今はできないけれど、頑張ればできるようになる」。そのためには忍耐力が必要です。忍耐力の形成には、幼い時にしっかりと愛情を感じて育つことが、非常に大きく関係しています。愛を感じて育った子供は、自分に価値を感じ、つらい時に自分を信じて頑張ることができるのです。
愛されることに飢えている日本人
マザーテレサはこんなことを言っています。
「愛は家庭からうまれます。家庭の祈りから生まれます」
「インドでは食べ物で飢えている人が多い、日本ではもっと深刻な飢えで苦しんでいる。愛情に飢えている」
高度成長期と教育の変化は、日本中で、孤独な子供を多く生み出しました。そういった意味で、その時代の子供たちは皆、どこか愛情に飢えていたのかもしれません。
その子供たちが大人になり、家庭を築いた今、マザーテレサのいう「愛情の飢え」は連鎖し、心の隙間ではなく、日本全体を覆う大きな穴になっています。あまりにも大きく、自分でも気付けないくらいの大きな穴に。
子供の頃に満たされなかった無条件の愛情を大人になっても求め続け、心が「子供」のままで止まってしまって、どこか虚無感を抱えている「大人」が、日本には大勢います。
一方で、社会の中で大人と同じストレスを抱えながら懸命に生き、苦しんでいる子供たちがたくさんいるとも感じます。 大人になる過程において、人には安全地帯が必要です。
安全地帯とは、心からくつろげる場所、本音で話ができる場所、自分を丸ごと受け入れてもらうことで、前へ進める場所です。
「レンタル家族・レンタルファミリー」との心の触れ合いによって、ご自身の価値を感じ、精神的な豊かさを感じられるお手伝いができたのなら、私たちにとってこんなに嬉しいことはありません。
補足:私たちは家庭を守るためのご依頼はお手伝いいたしますが、いかなる理由があろうと、家庭を壊すようなご依頼は一切お引き受けしておりません。ご了承くださいませ。
困った時に助け合える社会の実現を目指して
「困ったとき、誰に助けを求めていいのかわからなくなったとき、家族のように手を差し伸べられる存在になりたい」という思いから、私たちは「レンタル家族・レンタルファミリー」を作りました。「レンタル家族・レンタルファミリー」を通して、本来の家族が持つ「助け合い」「心の触れ合い」という機能を実感していただきたいと思っています。
「レンタル家族」のご依頼例
- 昔、家族と一緒に買い食いをした商店街に売っているハムカツを、今は亡き母と同じぐらいの年齢の人と食べたい。
- 高齢なので、家族のように接してくれる人と旅行に同行してほしい。
- おばあちゃんが入院中だが、結婚もせず彼女もいない孫が心配でしょうがない様子。お付き合いしている人として連れて行って、安心してもらい、病気をよくすることに専念してほしいのでお願いしたい。
- 運動会や文化祭や学校行事に一緒に行ける家族がいない。一人は心細いし、子供もいつも寂しいのではないかと心配なので、家族のように一緒にいてほしい。
- お見舞いに来てくれる家族が誰もいない。寂しいので家族のようにお見舞いにきて世話や話をしてほしい。
- 結婚式に出席してくれる親戚が、訳あって付き合いがないのでほとんどいない。親族として出席してほしい。
- 母親がアル中で仲が悪かった。家庭の味を食べて、家族の団欒を味わってみたい。
- 自分は忙しくていけないので、最近元気がない母親を、熱海の温泉旅行に連れて行ってほしい。
- 唯一の親族である母がなくなったが、喪主として一人ですべてを手配する気力がないため、家族のように側にいて葬儀が終わるまでサポートしてほしい。
「レンタル家族」のご依頼ケース
弊社の対応
スタッフがお子様たちをご依頼者様のご実家までお連れし、一緒に遊ばせていただきました。
お客様からのお声
レンタルファミリーをお願いするってどうなのかと思ったのですが、テレビでみて「これもありなのかな」と思いお電話しました。実家までは電車を何本か乗り継ぎ、片道2時間ちょっとかかりますので、子供たちだけで行かせるのは心配でした。仕事の都合で私たちが一緒に行くことができなかったのでお願いすることにしました。
私も妻も仕事が忙しく家にいないことが多く、日頃から子供たちには寂しい思いをさせてしまっています。せめて夏休みくらいはと思ったのですが、私は長期出張、妻も後から子供たちと合流する形になってしまいました。レンタルファミリーさんには、子供たちを実家まで連れて行き、向こうでも少し遊んでもらえないかとお願いしました。
実家の父母にはレンタルファミリーさんを頼んだということは言わず、友人の娘さんに頼んで一緒に行ってもらうからと伝えていました。当日来てくださる方と仲良くなれた方がいいだろうと、事前に私と子供たちとレンタルファミリーさんと顔合わせをした後、1、2時間子供たちと交流を深めてもらう時間を設けました。
上の子は家族以外には人見知りをしてしまうのですが、楽しく遊んでくれたおかげで帰る頃にはとても仲良くなっていました。当日も道中とても楽しかったようで、子供たちはお姉ちゃんができたみたいと喜んでいました。実家の母にもとても気に入られたようで、妻が到着した頃には「また一緒に遊びにおいで」と言われていたそうで、本当の家族のように打ち解けてくれていました。子供たちや実家の父母にもとても親切にしてくれて感謝しています。単なるシッターさんとも違うなと思いましたし、レンタルファミリーさんの良さがわかりました。お願いして本当に良かったです。
弊社の対応
ご依頼者様のお子様と同い年のスタッフが、伊豆旅行に同行させていただきました。
お客様からのお声
妻を亡くしてから、数年何をするにも気力がなくなっていました。でも私の人生もいつ終わるかわかりません。妻が好きだった伊豆までもう一度行ってみたいと思いましたが、娘も息子も疎遠になっているし、さすがに一人では不安でした。誰か付き添ってくれないかなと探して見たら一緒に旅行に付き添ってくれるという御社を見つけました。
レンタル家族とありました。できるだけ親身になってくれるような優しい人がよかったので、家族という言葉に惹かれお願いすることにしました。娘と同い年の人が来てくれました。亡くなった妻との思い出を話しながら、ゆっくり回ることができました。
妻が好きだったお寿司屋さんで娘や息子にも話したことのなかった妻との馴れ初めを話しました。思い出話もしたかったので、本当にうれしかったです。
もう先も短いし、せめて最後に来たかったから満足だ、と行ったら「これからまだまだ元気でいてもらわなくちゃ!」と元気付けられました。娘がもう一人できたみたいです。家族が増えました。明日が来るのが楽しみになりました。
弊社の対応
自身も母親の介護経験のあるスタッフがお伺いしました。
お客様からのお声
同居している認知症の母の話し相手になってほしくてお願いしました。認知症になってからも割とニコニコしている人だったのですが、最近暗くふさぎ込んでいる時間も増えて来ました。月に1、2回来てくれる訪問介護に来てくださる方には少し口を聞くくらいですが、明らかに元気が無くなって来て心配になりました。
何か良い方法はないかなと考えていたところ、レンタル家族というものがあると知りました。あまりよくわかっていなかったのですが、ネットで依頼例を拝見したら、話し相手になるだけじゃなく介助や見守りっぽいことも頼めばやってくれるんだなと思ったので頼んでみることにしました。
頼んだ方の感想を読んでいると優しい方が来てくれるというのが多かったので、それに加えて認知症に理解のある方をお願いしたいと伝えました。レンタル家族のスタッフさんで来てくださったのはご自身も亡くなったお母さんが認知症で、介護生活が長かったという方でしたので、さすが聞き上手でした。
母も最初はいつも通り沈んだ感じだったのですが、話しかけてもらううちに気分が明るくなって来たようで、久しぶりに楽しそうにしている母を見ました。レンタル家族の方が最近元気がない理由を聞いてくださると、お姉ちゃん(長女)が来てくれないのが寂しいといっていたようです。
私と姉が折り合いがあまり良くないため、姉は滅多に母に会いには来ません。レンタル家族の方のことをたまに「お姉ちゃん?来てくれたの?」いっていましたから、私たち姉妹が仲良くないのが辛いんだろうなと考えさせられました。
レンタル家族の方は、最後は私の愚痴も少し聞いてくれました。同じように認知症の介護経験のある方にしかわかってもらえない話もできて、私もスッキリしました。介護生活の経験や、今後母との接し方など教えてもらえることも多くて楽になりました。介護が長くなってくると、今までできていたことができなくなってくる母に対してイラついてしまったりすることもあったので、ありがたかったです。母も私も助かりました。ありがとうございました。
弊社の対応
病院の付き添いからお葬式までサポートさせていただきました。
お客様からのお声
親戚として父を看取るところからの立会い、お通夜、お葬式まで一緒にいてほしいと依頼しました。入院している父が危篤だと病院から連絡がありました。母はすでに亡くなっていますし兄弟もおりません。
父が亡くなったら私が喪主をつとめなければいけませんが、とてもじゃないけど一人では気持ちが追いつかず耐えられません。半ばパニックのような状態で助けを求めて、お電話しました。
電話口の方と話しているうちに、落ち着いて来て、現状を説明できるようになりました。親戚という設定で人を手配してもらえないかと聞くと、レンタル家族というものがあると教えてもらいました。すぐにレンタル家族のスタッフさんが駆けつけてくれて一緒に病院に向かいました。
父が亡くなって、放心状態の私を慰めながら、葬儀社への電話や父の友人の方や勤めていた職場の方への連絡も行ってくれました。父がいなくなったことがショックで、断片的にしか覚えていませんが、そばにいてくれるだけで心強かったです。テキパキ動いてくれていて、私が泣いている間に終えてくれていた気がします。
お通夜、お葬式も無事終わり、家に帰ってから、父の思い出話も聞いてもらいました。頼る人がいなくなってしまった私にとってはありがたい存在でした。
年配の方もいらっしゃるとのことで、今度レンタル家族で話を聞いてくれるレンタルお母さんをお願いしてみようかなと思います。本当にありがとうございました。
弊社の対応
ご依頼者様のお子様と同年代のスタッフが買い物に同行させていただきました。
お客様からのお声
娘や息子に頼めたらいいのですが、東京や海外に住んでいるため、1年に1回帰って来るかこないかですし、物理的に無理がありました。レンタルファミリーというのを見つけて、これだと思いました。
レンタルファミリーは年齢の希望も聞いてくれるとのことでしたので、娘や息子と同年代くらいの方に来てもらって、一緒に買い物に行ってもらいました。実の娘と買い物なんてもう十数年行ってなかったので、すごく楽しかったです。
今は何が流行っているかとか、人気のお菓子は何かとか、若い方と情報交換できること自体がとても新鮮でした。新しいお店や流行りのものを取り入れた買い物ができ、満足でした。
買い物だけのつもりだったのですが、少し時間が余ったので買い物の後にカフェで楽しくお茶も付き合ってもらいました。娘や息子にも話していなかったこともついつい話してしまいました。
レンタルファミリーといっても、実の子どもたち以上に思いやってくれるのがとても嬉しく感じました。私と同じようにレンタルしたくなるくらい実の家族とうまくいってなかったりする人もいると思います。
もしかしたら、初めは抵抗があったり気恥ずかしいこともあるかもしれませんが、お願いして良かったと思えると思います。レンタルファミリー、私はオススメしたいです。
弊社の対応
スタッフが数名で伺い、お出かけに同行させていただきました。
お客様からのお声
田舎に住んでいる12歳の孫娘が久しぶりに夏休みに、東京の私のところに、遊びに来ることになりました。車椅子の一人暮らしのため、孫に楽しい時間を過ごさせたいと思いましたが、どうしたものか…とご相談しました。元気な若いお姉さんたちに同行してもらい孫の行きたがっていた場所や流行の場所など連れていってもらいました。ただ単にシッターやガイドではなく、もっと気持ちに寄り添ったサービスを希望していたので、こちらに、レンタル家族として同行をお願いしました。
孫の面倒を見てくれ、私への心配りも忘れず感心いたしました。孫が大喜びだったのが一番うれしく、田舎に帰って友達にも多いに自慢したようです。大変満足しております。またぜひお願いしたいです。
「レンタル家族(レンタルファミリー・家族代行)」のよくあるご質問
- レンタル家族の利用時間に 制限はありますか?
- 一度、お気軽にご相談ください。一日数時間から、ご旅行や出張に同行させていただくことも可能です。※宿泊の場合は、お部屋を別にとっていただくことが必須です。
- レンタル家族でおばあちゃん役をお願いしたいのですが、何歳までの方がいるのですか?
- 女子大生から、最年長は80代のスタッフまで在籍しております。お困りの内容や、シチュエーションによって、どのようなレンタル家族も柔軟に対応させていただきます。
- レンタル家族でできないことはありますか?
- レンタル家族限定ではありませんが、弊社では、犯罪に関わること、誹謗中傷などモラルに反すること、体に触れることや性的なサービスは行っておりませんのでご了承くださいませ。(※介助や介護などのご依頼は賜っております)
- 明日すぐにレンタルファミリーをお願いしたいのですが、 可能ですか?
- 急きょレンタルファミリーが必要になった場合でも、できる限りご要望にお応えできるようにいたしますので、お気軽にご相談ください。
- レンタル家族で難しい役柄をお願いしたいのですが、事前の打ち合わせは可能ですか?
- はい、可能です。ご希望の設定やご事情をお伺いして、依頼者様の家族としてレンタル家族が溶け込めるようお打ち合わせさせていただきます。
- レンタル家族はどこへでも一緒に行ってくれるんですか?
- 近いところから、少し足を伸ばして新幹線や飛行機に乗りたいなど、できる限りご希望にお応えいたします。
- レンタルファミリーで英語を話せる人はいますか?
- 年齢にもよりますが、レンタルファミリーには様々な経歴を持ったスタッフが所属しています。ぜひ一度、お気軽にご相談くださいませ。
- レンタル家族を初めて利用します。 どんな方が来てくれるのか不安なのですが……
- レンタル家族を手配する際、ご希望をおうかがいすることが可能です。「明るい人がいい」「聞き上手な人がいい」等、ご希望を踏まえてご依頼の内容、シチュエーションに応じてレンタル家族のスタッフを手配させていただきます。
「レンタル家族・家族代行」便利屋・何でも屋の
基本料金の目安について
基本料金1時間 ¥3,300~(税込)
見積無料
基本料金および出張費は、場所、時間、内容、指名などによって料金が異なります。
詳しくはぜひ、お気軽にお問い合わせください。